分解電圧/通電圧/電解槽電圧/スローイングパワー
アルミニウム表面処理用語において、”a) 一般”に分類されている用語のうち、『分解電圧』、『通電圧』、『電解槽電圧』、『スローイングパワー』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”a) 一般”に分類されている表面処理用語には、以下の、『分解電圧』、『通電圧』、『電解槽電圧』、『スローイングパワー』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 a) 一般 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 117
用語: 分解電圧
定義:
溶液の電解に必要な最小限の電圧。
対応英語(参考):
decomposition voltage
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 118
用語: 通電圧
定義:
実際電解が行われている電極電位と平衡電位との差。
対応英語(参考):
overvoltage
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 119
用語: 電解槽電圧
定義:
陽極酸化処理浴中の陽極(※1)と陰極(※2)との間の電圧。浴電圧ともいう。
対応英語(参考):
bath voltage
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 120
用語: スローイングパワー
定義:
処理物の皮膜厚さや色を均一にさせる性質。
対応英語(参考):
throwing power
(※1)
陽極とは、陰イオンの放電、陽イオンの生成及びその他の酸化反応が行われる極のことです。
(※2)
陰極とは、陽イオンが電気化学的に金属又は水素に還元して析出し、陰イオンが生成する極のことです。
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