陽極電流効率/皮膜生成率/吸着/活性化処理
アルミニウム表面処理用語において、”a) 一般”に分類されている用語のうち、『陽極電流効率』、『皮膜生成率』、『吸着』、『活性化処理』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”a) 一般”に分類されている表面処理用語には、以下の、『陽極電流効率』、『皮膜生成率』、『吸着』、『活性化処理』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 a) 一般 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 125
用語: 陽極電流効率
定義:
一般に特定の陽極反応効率。
陽極酸化においては、陽極酸化中に使われる電気の総量に対する皮膜生成にかかわる電気量の比。
対応英語(参考):
anode efficiency
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 126
用語: 皮膜生成率
定義:
金属損失量に対する酸化生成物量の比率。
対応英語(参考):
coating ratio
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 127
用語: 吸着(※1)
定義:
気相又は液相中の物質がその相と接する他の相(液相又は固相)との界面において、相の内部と異なる濃度を保って平衡に達する現象。
対応英語(参考):
adsorption
分類: アルミニウム表面処理用語 > a) 一般
番号: 128
用語: 活性化処理
定義:
表面の化学的反応性を高めることを目的とする処理。
対応英語(参考):
activation
(※1)
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の封孔度試験方法として、染料吸着試験については、以下のJIS規格があります。
JIS H 8683-1
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の封孔度試験方法−第1部:染料吸着試験
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