合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

バフ研磨/バレル研磨/ろくろ研磨



アルミニウム表面処理用語において、”c) 前処理”に分類されている用語のうち、『バフ研磨』、『バレル研磨』、『ろくろ研磨』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”c) 前処理”に分類されている表面処理用語には、以下の、『バフ研磨』、『バレル研磨』、『ろくろ研磨』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 c) 前処理 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 319

用語: バフ研磨

定義:
布製又は適切な物質の研磨輪を用い、その表面にバフ研磨剤を付けて行う研磨方法。
研磨の程度によって下地磨き、仕上げ磨き、つや目磨きに分けられる。

対応英語(参考):
buffing


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 320

用語: バレル研磨(※1)

定義:
品物を研磨材とともに回転又は振動容器中に入れて研磨する方法で、乾式と湿式とがある。

対応英語(参考):
barrel polishing,
barreling,
tumbling


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 321

用語: ろくろ研磨

定義:
旋盤で品物を回転させながら研磨布などで行う研磨方法。
しん出し研磨(芯出し研磨)ともいう。

対応英語(参考):
spin finishing


(※1)
バレル研磨を行うための工作機械に、バレル研磨機があります。
バレル研磨機は、主に金属工作物の表面仕上げ機械の一種で、バレル仕上げ(工作物とと粒及び研磨作業を助ける固形物とをバレルと呼ぶ容器の中に入れ、バレルを回転させて工作物の表面を仕上げること)を行う工作機械です。
バレル研磨機には、湿式(水を使って研磨する方法)や乾式(水を使わないで研磨する方法)などのタイプがあります。
また、バレル(容器)に与える運動方式の違いにより、回転式、振動式の他に、流動式、遠心式などのバレル研磨機もあります。