合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

化学研磨/エンボス加工/脱脂



アルミニウム表面処理用語において、”c) 前処理”に分類されている用語のうち、『化学研磨』、『エンボス加工』、『脱脂』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”c) 前処理”に分類されている表面処理用語には、以下の、『化学研磨』、『エンボス加工』、『脱脂』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 c) 前処理 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 325

用語: 化学研磨(※1)

定義:
主として酸溶液中で化学的に表面を研磨する方法。

対応英語(参考):
chemical polishing,
chemical brightening


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 326

用語: エンボス加工

定義:
面に機械的方法によって凹凸模様を付ける加工。

対応英語(参考):
embossing


分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理

番号: 327

用語: 脱脂(※2)

定義:
圧延、成形などで付着した油脂分や汚れの除去。

対応英語(参考):
degreasing


(※1)
化学研磨は、光輝仕上げ(高純度アルミニウム、光輝アルミニウム合金など、金属表面を光輝面に仕上る処理)にも用いられます。
一方、同じように光輝仕上げなどに用いられる研磨方法として、主として酸溶液中で電気化学的に表面を研磨する方法を、電解研磨といいます。

(※2)
脱脂の種類・方法には、主に、アルカリ脱脂、酸脱脂、エマルション脱脂、有機溶剤脱脂、電解脱脂などがあります。