前処理/サテン仕上げ/梨地仕上げ(なし地仕上げ)
アルミニウム表面処理用語において、”c) 前処理”に分類されている用語のうち、『前処理』、『サテン仕上げ』、『梨地仕上げ(なし地仕上げ)』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”c) 前処理”に分類されている表面処理用語には、以下の、『前処理』、『サテン仕上げ』、『梨地仕上げ(なし地仕上げ)』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 c) 前処理 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理
番号: 301
用語: 前処理
定義:
表面処理をするに当たり表面状態調整、装飾的効果などのために主工程の前に行う処理。
対応英語(参考):
pretreatment
分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理
番号: 302
用語: サテン仕上げ
定義:
表面に短く、細かい不連続のすじ目を均一に付けた仕上げ。
対応英語(参考):
satin finish
分類: アルミニウム表面処理用語 > c) 前処理
番号: 303
用語: 梨地仕上げ(なし地仕上げ)(※1)
定義:
表面に機械的又は化学的処理によって微細な凹凸を均一に形成させた、無方向性のつや消し仕上げ。
対応英語(参考):
mat(matt) finish
(※1)
梨地仕上げ(なし地仕上げ)を行う方法としては、サンドブラスト(圧縮空気又は遠心力などで、砂又は粒状の研削材を品物に吹き付けて梨地面を付与させる表面処理)や、化学梨地仕上げ(特定の溶液中に浸せきして、化学的に梨地面を付与させる表面処理)などがあります。
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