コイルアルマイト/かごアルマイト/光輝皮膜
アルミニウム表面処理用語において、”d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)”に分類されている用語のうち、『コイルアルマイト』、『かごアルマイト』、『光輝皮膜』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)”に分類されている表面処理用語には、以下の、『コイルアルマイト』、『かごアルマイト』、『光輝皮膜』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理) 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)
番号: 415
用語: コイルアルマイト(※1)
定義:
線、条などの長尺の素材を巻き取りながら連続して陽極酸化処理する方法。
対応英語(参考):
coil anodizing
分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)
番号: 416
用語: かごアルマイト(※1)
定義:
リベットのような小物部品を穴のあいたかごの中に入れて行う陽極酸化処理。
アルミニウム部品はかごに押付けられて陽極となる。
電解液は部品の間を循環する。
対応英語(参考):
basket anodizing,barrel anodizing
分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)
番号: 417
用語: 光輝皮膜
定義:
高純度アルミニウムや光輝アルミニウム合金を光輝仕上げ(※2)後、つやを失わずに得られた皮膜。
対応英語(参考):
bright anodic oxide coating
(※1)
アルマイトとは、登録商標(ALMITE)から由来した言葉で、陽極酸化皮膜、又は皮膜の施された製品の総称です。
(※2)
光輝仕上げとは、光輝面を作る処理液に浸すことによって、金属表面を光輝面に仕上る処理です。
処理方法には電解研磨(主として酸溶液中で電気化学的に表面を研磨する方法)又は化学研磨(主として酸溶液中で化学的に表面を研磨する方法)があります。
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