合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

染色/染色性/染着力



アルミニウム表面処理用語において、”d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)”に分類されている用語のうち、『染色』、『染色性』、『染着力』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)”に分類されている表面処理用語には、以下の、『染色』、『染色性』、『染着力』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理) 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)

番号: 424

用語: 染色

定義:
陽極酸化皮膜の多孔性を利用した、染料
(※1)の吸着(※2)による皮膜の着色。

対応英語(参考):
dyeing,
colouring


分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)

番号: 425

用語: 染色性

定義:
陽極酸化皮膜の染色のしやすさ。

対応英語(参考):
dye-affinity


分類: アルミニウム表面処理用語 > d) 陽極酸化処理(染色、封孔、排水処理)

番号: 426

用語: 染着力

定義:
染料の着色する能力。

対応英語(参考):
dyeing-capacity,
dyeing power


(※1)
染料とは、溶媒に溶解し、染着可能な染剤の総称のことで、有機染料と無機染料とがあります。

(※2)
吸着とは、気相又は液相中の物質がその相と接する他の相(液相又は固相)との界面において、相の内部と異なる濃度を保って平衡に達する現象のことです。