MBV法
アルミニウム表面処理用語において、”e） 化成処理”に分類されている用語のうち、『MBV法』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語（JIS H 0201）において、”e） 化成処理”に分類されている表面処理用語には、以下の、『MBV法』の用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語（JIS H 0201）
⇒【 e） 化成処理 】
分類： アルミニウム表面処理用語 > e） 化成処理
番号： 503
用語： MBV法（※1）
定義：
炭酸ナトリウム、クロム酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどを主成分とする水溶液で高温処理し、化学的に皮膜を生成させる方法。
対応英語（参考）：
M.B.V.(Modifizierter Bauer Vogel) process
（※1）
MBV法による皮膜組成は、Al2O3、Cr2O3などになります。
MBV法によるアルミニウムの化成処理の用途としては、ほうろう下地、塗装下地、耐食性処理などに用いられます。
MBV法は、電解せずに（無電解で）金属表面上に化学酸化剤の反応によって化学的に酸化皮膜を生成させる表面処理であるアルミニウム及びアルミニウム合金の化成処理の一種で、EW法とともにアルカリークロム酸塩法の一つです。
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