合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

粉体塗装



アルミニウム表面処理用語において、”f) 関連表面処理(塗装、めっき、ほうろう、溶射)”に分類されている用語のうち、『粉体塗装』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”f) 関連表面処理(塗装、めっき、ほうろう、溶射)”に分類されている表面処理用語には、以下の、『粉体塗装』の用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 f) 関連表面処理(塗装、めっき、ほうろう、溶射) 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > f) 関連表面処理(塗装、めっき、ほうろう、溶射)

番号: 606

用語: 粉体塗装(※1)

定義:
溶媒、水などの助けを借りないで乾式で粉体微粒子を被塗物に付着させ、加熱溶融して塗膜を被覆する方法。
一般に他の方法に比べて厚膜になる。

対応英語(参考):
powder coating


(※1)
粉体塗装は、他の塗装方法と比較すると、
・公害対策の塗装法に向いている(溶剤揮発が原因となる公害問題の発生がない、有機溶剤による中毒、溶剤の引火による危険をなくすことが出来るため)。
・塗膜の厚さを自由に変えることができる 。
・塗料ロスが少ない
などの利点があり、工場でのライン生産などに適した塗装方法になります。

なお、JIS規格では、ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂の粉体塗装に関して以下のJIS規格があります。

JIS G 5528
ダクタイル鋳鉄管内面エポキシ樹脂粉体塗装