合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

流れ/色流れ/色むら/色あせ



アルミニウム表面処理用語において、”g) 性質・欠陥”に分類されている用語のうち、『流れ』、『色流れ』、『色むら』、『色あせ』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”g) 性質・欠陥”に分類されている表面処理用語には、以下の、『流れ』、『色流れ』、『色むら』、『色あせ』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 g) 性質・欠陥 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 736

用語: 流れ

定義:
すきまに残っていた各種処理液が電解後に流れ出して表面にできたよだれ状の模様。
たれともいう。

対応英語(参考):
slobbery stain


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 737

用語: 色流れ

定義:
染色皮膜の染料が、水洗及び封孔処理
(※1)中に溶出し、脱色する現象。
なき出しともいう。

対応英語(参考):
dye bleeding


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 738

用語: 色むら

定義:
仕上がりの色調が品物の部分で異なる外観。

対応英語(参考):
irregular colour


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 739

用語: 色あせ

定義:
着色した陽極酸化皮膜の色が光、熱、薬品などによって失われる現象。

対応英語(参考):
colour fade-out,
fading


(※1)
封孔処理とは、陽極酸化によって生成した多孔性皮膜の微細孔を封じ、耐汚染性、耐食性などの物理的、化学的性質を改善する処理の総称です。
水蒸気封孔(加圧水蒸気中で行う封孔)、沸騰水封孔(沸騰状態又はそれに近い温度の水に浸せきして行う封孔)、低温封孔などがあります。