合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

光沢むら/光沢保持率/つきまわり性/スポーリング



アルミニウム表面処理用語において、”g) 性質・欠陥”に分類されている用語のうち、『光沢むら』、『光沢保持率』、『つきまわり性』、『スポーリング』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”g) 性質・欠陥”に分類されている表面処理用語には、以下の、『光沢むら』、『光沢保持率』、『つきまわり性』、『スポーリング』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 g) 性質・欠陥 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 740

用語: 光沢むら

定義:
皮膜の光沢の不均一。

対応英語(参考):
uneven brightness


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 741

用語: 光沢保持率

定義:
光沢度変化の前後の割合。

対応英語(参考):
gloss retention


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 742

用語: つきまわり性

定義:
電解着色
(※1)における均一着色性。

対応英語(参考):
throwing power of electrolytic colouring


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 743

用語: スポーリング

定義:
陽極酸化皮膜の密着性が局部的に失われて、はく離を伴う現象。

対応英語(参考):
spalling,
chipping


(※1)
電解着色とは、多孔性皮膜を生成後、金属塩を溶解した浴中で電解を行って、金属又は金属化合物を皮膜の微細孔内に析出させ着色することです。
電解着色によって生成される皮膜を、電解着色皮膜といいます。