合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

孔食/点食/糸状腐食/接触腐食



アルミニウム表面処理用語において、”g) 性質・欠陥”に分類されている用語のうち、『孔食』、『点食』、『糸状腐食』、『接触腐食』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”g) 性質・欠陥”に分類されている表面処理用語には、以下の、『孔食』、『点食』、『糸状腐食』、『接触腐食』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 g) 性質・欠陥 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 748

用語: 孔食

定義:
局部腐食
(※1)が金属内部に向かって孔状に進行する腐食。

対応英語(参考):
pitting corrosion


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 749

用語: 点食

定義:
比較的経度の孔食で点状を示すもの。

対応英語(参考):
pitting corrosion


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 750

用語: 糸状腐食

定義:
重ねた板の間又は塗膜の下に生じる糸状の腐食。

対応英語(参考):
filiform corrosion


分類: アルミニウム表面処理用語 > g) 性質・欠陥

番号: 751

用語: 接触腐食

定義:
異種金属が接触し、電解質
(※2)が介在して電気回路が形成したときに生じる腐食。

対応英語(参考):
galvanic corrosion


(※1)
局部腐食とは、部的に集中して起こる腐食のことです。

(※2)
電解質とは、水などの溶媒に溶けてイオン化し、その溶液が電気伝導性をもち、電流を通すと電気分解現象を起こす物質のことです。