スプリットビーム顕微鏡測定法/皮膜質量試験/湿潤試験
アルミニウム表面処理用語において、”h) 検査・試験”に分類されている用語のうち、『スプリットビーム顕微鏡測定法』、『皮膜質量試験』、『湿潤試験』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”h) 検査・試験”に分類されている表面処理用語には、以下の、『スプリットビーム顕微鏡測定法』、『皮膜質量試験』、『湿潤試験』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 h) 検査・試験 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 807
用語: スプリットビーム顕微鏡測定法(※1)
定義:
透明皮膜に入射角45°の光束を与え、その表面と素地面の反射を利用して皮膜厚さを測定する方法。
対応英語(参考):
coating thickness measurement by split meam microscope,
coating thickness measurement by light section microscope
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 808
用語: 皮膜質量試験
定義:
陽極酸化皮膜を脱膜液によって除去し、前後の質量差から皮膜質量を求める試験。
皮膜厚さを推定することができる。
対応英語(参考):
coating mass measuring test
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 809
用語: 湿潤試験
定義:
湿り水蒸気の雰囲気中で塗膜などの変化を調べる試験。
対応英語(参考):
humidity cabinet test
(※1)
スプリットビーム顕微鏡測定法については、以下のJIS規格があります。
JIS H 8680-3
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法−第3部:スプリットビーム顕微鏡測定法
この規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜のスプリットビーム顕微鏡測定法による皮膜厚さ試験方法について規定されています。
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