合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

交互浸せき腐食試験/硫銅塩試験/耐アルカリ試験



アルミニウム表面処理用語において、”h) 検査・試験”に分類されている用語のうち、『交互浸せき腐食試験』、『硫銅塩試験』、『耐アルカリ試験』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”h) 検査・試験”に分類されている表面処理用語には、以下の、『交互浸せき腐食試験』、『硫銅塩試験』、『耐アルカリ試験』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 h) 検査・試験 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 813

用語: 交互浸せき腐食試験

定義:
試験片を腐食溶液に浸せき、乾燥を交互に繰り返して腐食などの状態を調べる試験。

対応英語(参考):
alternating immersion corrosion test


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 814

用語: 硫銅塩試験

定義:
銅塩を含む硫酸酸性水溶液で湯沸し内面などの陽極酸化皮膜の欠陥を調べる試験。

対応英語(参考):
copper sulphate test


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 815

用語: 耐アルカリ試験(※1)

定義:
陽極酸化皮膜の耐アルカリ性を調べる試験。
水酸化ナトリウム水溶液を皮膜に接触させて溶解までの時間で判定する。
試験方法にアルカリ滴下試験と起電力式耐アルカリ試験とがある。

対応英語(参考):
alkali resistance test


(※1)
耐アルカリ試験については、以下のJIS規格があります。

JIS H 8681-1
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐食性試験方法−第1部:耐アルカリ試験

この規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜の耐アルカリ試験による耐食性試験方法について規定されています。