合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験/酸性亜硫酸水溶液浸せき試験



アルミニウム表面処理用語において、”h) 検査・試験”に分類されている用語のうち、『りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験』、『酸性亜硫酸水溶液浸せき試験』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”h) 検査・試験”に分類されている表面処理用語には、以下の、『りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験』、『酸性亜硫酸水溶液浸せき試験』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 h) 検査・試験 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 822

用語: りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験(※1)

定義:
皮膜をりん酸-クロム酸水溶液に浸せきして、溶解による質量減少を測定し、封孔度を調べる試験。

対応英語(参考):
chromic-phosphoric
solution immersion test


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 823

用語: 酸性亜硫酸水溶液浸せき試験

定義:
皮膜を亜硫酸ナトリウム水溶液に浸せきして、白化程度から封孔処理の程度を調べる試験。
ケープ試験ともいう。

対応英語(参考):
Kape's test


(※1)
りん酸-クロム酸水溶液浸せき試験については、以下のJIS規格があります。

JIS H 8683-2
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の封孔度試験方法−第2部:りん酸−クロム酸水溶液浸せき試験

この規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜の、りん酸−クロム酸水溶液浸せき試験による封孔度試験方法について規定されています。