合金,酸化,硫酸,性質,腐食等のJIS用語

 

噴射磨耗試験/往復運動平面磨耗試験/平板回転磨耗試験



アルミニウム表面処理用語において、”h) 検査・試験”に分類されている用語のうち、『噴射磨耗試験』、『往復運動平面磨耗試験』、『平板回転磨耗試験』のJIS規格における定義その他について。

アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”h) 検査・試験”に分類されている表面処理用語には、以下の、『噴射磨耗試験』、『往復運動平面磨耗試験』、『平板回転磨耗試験』などの用語が定義されています。

アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 h) 検査・試験 】


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 831

用語: 噴射磨耗試験(※1)

定義:
人造研磨材を加圧した空気、不活性ガスなどとともに吹き付けて皮膜の耐磨耗性を調べる試験。

対応英語(参考):
abrasive jet test


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 832

用語: 往復運動平面磨耗試験(※2)

定義:
周囲に研磨紙をはり付けた磨耗輪と試験片の間に一定荷重の下で往復運動させた皮膜の耐磨耗性を測定する方法。
平面磨耗試験ともいう。

対応英語(参考):
abrasive wheel wear test


分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験

番号: 833

用語: 平板回転磨耗試験

定義:
回転する水平円盤上に試料を取り付け、規定接触圧力を加えた一対の磨耗輪との間で磨耗を起こさせる試験。
テーバ式磨耗試験ともいう。

対応英語(参考):
Taber's abrasion
resistance test


(※1)
噴射磨耗試験については、以下のJIS規格があります。

JIS H 8682-2
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐摩耗性試験方法−第2部:噴射摩耗試験

この規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した陽極酸化皮膜の、噴射磨耗試験による耐摩耗性試験方法について規定されています。

(※2)
往復運動平面磨耗試験については、以下のJIS規格があります。

JIS H 8682-1
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の耐摩耗性試験方法−第1部:往復運動平面摩耗試験

この規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した5μm以上の陽極酸化皮膜の、往復運動平面摩耗試験による耐摩耗性試験方法について規定されています。