光堅ろう度試験/色差計/屋外暴露試験/促進耐候性試験
アルミニウム表面処理用語において、”h) 検査・試験”に分類されている用語のうち、『光堅ろう度試験』、『色差計』、『屋外暴露試験』、『促進耐候性試験』のJIS規格における定義その他について。
アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化処理及び化成処理などに関する主な用語として、アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)において、”h) 検査・試験”に分類されている表面処理用語には、以下の、『光堅ろう度試験』、『色差計』、『屋外暴露試験』、『促進耐候性試験』などの用語が定義されています。
アルミニウム表面処理用語(JIS H 0201)
⇒【 h) 検査・試験 】
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 834
用語: 光堅ろう度試験(※1)
定義:
人工光源を照射し、着色した表面の光堅ろう度(※2)を判定する試験。
対応英語(参考):
accelerated light fastness test
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 835
用語: 色差計
定義:
基準となる色と試料との色差を測定する計器。
対応英語(参考):
colour-difference meter
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 836
用語: 屋外暴露試験
定義:
試料を屋外の自然環境に暴露して、化学的・物理的性質の経時変化を調べる試験。
対応英語(参考):
outdoor-exposure test
分類: アルミニウム表面処理用語 > h) 検査・試験
番号: 837
用語: 促進耐候性試験
定義:
人工光源から発する光と断続的な人工降雨、結露などを与える装置を用い、試料の物理的及び化学的変化を調べる試験。
対応英語(参考):
accelerated weathering test
(※1)
光堅ろう度試験に関するJIS規格には、以下のJISがあります。
JIS H 8685-1
アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法−第1部:光堅ろう度試験
JIS H 8685-2
アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法−第2部:紫外光堅ろう度試験
これらの規格では、アルミニウム及びアルミニウム合金の製品に施した着色陽極酸化皮膜の、光堅ろう度試験及び紫外光堅ろう度試験による促進耐光性試験方法について規定されています。
(※2)
光堅ろう度とは、長期の光暴露に対する着色表面の耐久性のことです。
なお、色堅ろう度とは、光、熱、雨水などに対する色の耐久性のことです。
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